2013年11月14日

「投資詐欺」

11月13日のクローズアップ現代では「投資詐欺」が取り上げられていた。高齢者を対象とした詐欺は振り込め詐欺が主流だったが、最近ではどうやら投資詐欺の方が主流らしい電工鉗。1人あたりからだまし取ることのできる額も年間の総被害額も振り込め詐欺を上回っているようである。

今回紹介されていた詐欺の手口は「劇場型」と呼ばれているようだ。まず、電話する前にあらかじめ投資に関するパンフレットをターゲットに送っておく。パンフレットには「シェールガス」といった流行りの言葉や「限定」といったいかにもな言葉が踊っていた。次に複数の人間がそれぞれ別々の大企業の従業員を名乗り電話する。そうやって信頼を高めていき、出資にこぎつけるといった感じだった。

出演していた弁護士の荒井哲朗さんは、「金」の話を電話でされたら即切るべしと言っていたが、これが唯一の対策だろうと思う。最初のパンフレットが地味に効いてくるので、電話で話したら負けなんだろうね。

老後の心配からどの高齢者にも「お金がほしい」という思いはあるはずだが、「お金がほしい」という思いがあれば、このパンフレットで「A社に投資する」という選択肢の種は確実に植えつけられてしまう。そして最初の電話で「A社に投資する」に都合の良い情報を与えられるので、ここで種から芽が出る。1度「A社に投資する」という選択肢を意識させてしまえば、詐欺師側は「人間は自分に都合の良い情報を集めて信念を強化しようとする」という習性を利用できる3 peaks。この習性から生じる欲望を別々の人間が次々と満たしていけば、「A社に投資することは良いことだ」という信念を形成させることは可能だろう。そしたら後は信念に基づいて行動してもらえば良い。

また、荒井さんの「被害者は追加出資を断ることができない」という指摘は興味深かった。1度「出資」という形でコミットしたことで、「追加出資を断る」という選択肢が自分の信念に矛盾するようになったのだろう。自己矛盾の発生を防ぐためには追加出資するしかないのである。1度でもコミットしてしまえば、次からは「さらなるコミット」という選択肢以外なくなるので、途中から怪しいと思いはじめても最後まで金を出すしかないのだろうね。

この「投資詐欺」も人間の習性や心理的なクセを利用しているので、危ないのは若者も同じだろう。今は高齢者の方がお金を持っている可能性が高いから高齢者が狙われているだけで、金持ちの若者が多くなれば若者向けの手法が開発されると思う。メタな立場から映像を見ている視聴者は、電話の人間が仲間同士であることや仕掛けも知っているので、「自分は引っかからない」と思うかもしれない。が、自分の頭に「お金がほしい」という思いがあって、かつ「A社に投資する」という選択肢が意識されている状態で、互いに無関係な有名企業の従業員を名乗る人たちから自分が求める情報を与えられた時にどうするかを考えてみると、「断る」を選択できるかはけっこう微妙だなあと思った牛欄牌回收

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posted by げたり at 17:02| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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